2021/09/24
「木造り」の前に、「人づくり」
こんにちは!堀田建築のスタッフです。
堀田建築の堀田棟梁の想いを熱く語る「棟梁コラム」。
今回は棟梁が大切にしている「人づくり」について、ご紹介します。
堀田建築は、世の中の工務店やハウスメーカーと違い、お施主様から大工一人ひとりの名前を覚えて頂けています。本当に、ありがたいことです。
現場でも良くしていただいて、暮らし始めてからも「今泉さんがつくってくれた階段」とか、「片桐さんが寡黙だったけどだんだんしゃべってくれて嬉しい!」、「小山さんの技術が凄いよね」とお引き渡し後にも声をかけていただけます。
それは、堀田建築が「人づくり」を大切にしているからかもしれません。
そこで今回は、そんな堀田建築の堀田棟梁が考える「人づくり」についてお話します。
目次
・なぜ「人づくり」を大切にしているか
・堀田棟梁と親方
・堀田棟梁の”勝負”。
・全員が、成長し続けること
・なぜ「人づくり」を大切にしているか
「人」が素晴らしくないと、”いいもの”がぜったいできないと考えているからです。
「個」それぞれがいいと、チームワークがよくなる。
いい家は、いいチームワークで建てられた家だと思っています。
家は大工だけでは家が建ちません。材木屋さん、クレーン担当さん、大工、電気屋さん、水道やさん、畳屋さん、建具屋さん、瓦屋さん、みんなで1つのチーム堀田として家を建てていきます。
だから、堀田建築の家に関わる「人」は厳選するし、チーム堀田に入ったなら恥ずかしくないようにちゃんと育てていきます。
例えば、技術の共有です。
堀田棟梁の頭の中にある「イメージ」をかたちにするには、技術や段取りを共有します。
当たり前のことばかりですが、必ず「報連相」をして完璧な仕上がりを目指すんです。
技術を伝えていきながら、想いを伝えていきます。
なぜそうしなければいけないのか、なぜそうしたいのか。
想いがちゃんと伝わって、その職人にも想いがあれば「ならもっとこうした方がいいんじゃないか」って新しいアイデアが出てくるし、「お客さんのために」って思いながらつくるのでいいものが出来上がります。
木の皮むきひとつ、磨きひとつ、全然仕上がりが違います。
棟梁が住むお客さんを大切にすると同時に、チーム堀田の職人を大切にしているのは、「職人あっての自分」という考えがあるからです。だからちゃんと伝えるし、技術も教えるし、先頭に立って現場に入って鼓舞し、常にいい家づくりをするために走り続けています。
・堀田棟梁と親方
まだ堀田棟梁に会ったことが無い方のために、自他ともにクセだらけの堀田棟梁の過去を、ここでちょっとご紹介します。
・・・・・・・・・以下、堀田棟梁のインタビューです・・・・・・・
(ところどころ、三河弁でますね)
”僕は生粋の大工である親方の元で育ててもらいました。
独立も早かったんですけど若かったんですよね。いい親方だったから技術をしっかり盗んできて、社寺建築もやってきて、実績もある。なのに、若いという理由である会社の下請けで首をきられたことがあります。
仕事がなくて困っていた時に、技術があったから、お寺の仕事をやらしてもらえました。
僕はこれをチャンスだと思った。”試される”って。
この試練をどんどんクリアしていくと、だんだん認められるようになりましたね。
仕事がない”どん底”からお客様を捕まえて、お客様から仕事をもらって、認めてもらえて・・・
そして今の今まで来れたと思うんですよね。
僕の親方は本当に凄い人だった。その親方から技術を習得しとるもんで、自分で言うのもなんやけど負けるわけない!って思って現場にいきます。
親方からは「自分たちと同じようにできる職人が今いない。曲がりくねった丸太の梁同士を組み合わせて、家を強くする技術はどこも持っていない。だからやりつづけていけば、お前は最強だ。
自分の最初で最後の弟子として、これを広めてくれ。」
そう言われて、僕もやり続けています。これが僕の育ててもらった恩返しです。
堀田建築の家はこの親方から受け継いだ「技術」がかたちになったものです。
だから今の堀田建築、そして僕のルーツは親方。親方のセンスが抜群によくて、悔しいくらい。親方がやってきたことを再現しようと、親方だったらどういう風に組むかな、どういう風に見せるかな、と考えながら今「棟梁考案シリーズ」を手掛けています。だから僕にとって建てた家は、そこに暮らしがあるが、「作品」でもあります。だから同じのはないし、全部に手は抜かない。こだわりつづけるものなんです。
・堀田棟梁の”勝負”。
堀田棟梁は、この親方から受け継いだ技術を武器に、「勝負」し続けることにこだわりを持っています。
勝負とは、新しいことに挑戦していくチャレンジです。ずっと同じ家を建てるんじゃなくて、この受け継いだ技術を現代の暮らし、現代のデザイン、現代の家族に「良い」と思ってもらって暮らしやすい家にしていかないといけない。
ただの大工の家じゃなくて、カッコよくて自慢できるセンスのあるいい家をお客さんに建ててあげたい。
だから、他の工務店や大工、建設会社に負けないように技術や人間性、デザインや会社を磨き続けるし、比べられるいろんな勝負に勝ちで行きたいんです。
「親方の技術はそんなレベルの低いものじゃない!」って。
堀田建築の認知が広まれば、これが証明できるし、していきたい。
それを、お客さんが「いい」と価値に思ってついてきてくれればいいと思っています。
その勝負していくには、自分ひとりじゃなくてチーム堀田のメンバーが必要です。
今の堀田建築があるのは、チームの一員である今泉さん、片桐さん、小山さん、そしてチーム堀田の職人さんたちがいてこそ。それで初めて棟梁である自分が成り立っている。
だからこそワンマンじゃなくて、自分も伸びつづけるための「人づくり」が必要なんです。
今も負けるつもりは全くない、だから自信をもって誇りをもって堀田建築は家づくりが出来ています。
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