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topics棟梁のコラム

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2021/10/01

堀田建築はなぜ「丸太」をつかった家づくりなのか?

こんにちは!堀田建築のスタッフです。
堀田建築の堀田棟梁の想いを熱く語る「棟梁コラム」。

今回は、堀田建築の家づくりの「特徴」である【丸太】についてご紹介します。

皆さん、堀田建築の「構造」や「梁」をよく見てみてください!
実は「丸太」が多いんですよ!

「丸太」が使えるって、実は技術の面で”違い”があるのです。
今回は、そんな「丸太」をなぜ堀田建築が使うのか、他社との違いをご紹介します。

|目次
・「丸太」と「角材」の違い
・堀田建築はなぜ「丸太」なのか?
・堀田建築が木材を皮つきで仕入れ、梁を丸太でつくる理由
・「丸太」を魅せる事例のご紹介

・「丸太」と「角材」の違い

まず「仕入れ」の段階から違います。
堀田建築では、材木屋さんに行きこのような「丸太」の状態で仕入れます。

ヒノキや杉といった木の種類での違いはもちろん、木の生きた環境で太さや長さ、ねじれや曲がりなど個性がでます。
それを「〇〇様邸の家のイメージはこうだから・・・」と棟梁自ら見極めて、その家・家族のために仕入れていきます。

「丸太」の特徴は、見ての通り横も丸く、木の皮も張った状態です。

では「角材」はどんなものかというと、こういった形成された材木です。

※イメージです。※弊社の建材ではありません


基本的に、建築会社は材木屋(製材屋)さんに加工してもらったものを購入し、家を建てていきます。
「プレカット」と呼ばれる住宅用建材もこちらに当てはまりますね。メリットとしては工場で加工していますので、品質が均一化しており建築会社は希望の「長さ」「細さ」の木材を仕入れるだけですのでスピーディーに家をつくることができます。

また、材木を加工する建設会社の場合も、このような「太鼓梁」という加工をされた木材を利用するのが一般的です。

「太鼓梁」とは両サイドを製材した、厚みが一定の丸太の梁ですが、プレカットが主流になってからは、仕入れる会社の割合が少なくなっているそうです。
使う「向き(方向)が決まっている木材になりますが、木らしい丸みを見せることができるのが特徴です。

プレカットもそうですが、製材屋さんに木材を「まっすぐ」整えてもらうのが一般的になってきている理由は、丸太だと大工の技法の「継手」をつくるのが難しいからいです。
つまり、それだけ大工の「技術」に違いが生まれて来ているということなんです。

・「継手」とは、堀田建築も使う釘などをつかわず木と木を組み合わせていく方法。

木に穴をあけて、そこに木を通して組んでいく、木材の引っ張り合う力を利用する大工の技術です。

・堀田建築が丸太を使う「こだわり」

堀田建築が仕入れる「丸太」は、写真の通り曲がりくねって、ねじれているのもあります。
ねじれているのは、皮をむいてもねじれているんですよ。

「角材」は加工されてまっすぐになった木材なので、この建材を組み立てていくのは簡単ですが「木組み」のような木と木の引っ張り合う力が出せない分、金物や制震・耐震性を上げるための機械技術を入れる建築会社もあります。ここが大きな違いです。

つまり、何が言いたいかというと、

木材がねじれているということは、そのねじれの力が木に加わっているから。
ねじれを活かしてこそ、その木材の本来の強さを発揮できるから私たちはこの丸太をつかった家づくりをしているのです。

木本来の力を活かして「強く」て「長持ちする」家を建てたい!

長持ちする家は、代々家族の住む場所になってくれる。

強い家は、万が一大きな地震や長く続く余震があったとしても、耐えられる家ならお客様を守れます。

大工として、この方法をとることが、「お客様のためだ!」と考えて堀田建築は取り入れているのです。

・手間暇かかっても堀田建築が木材を皮つきで仕入れ、梁を丸太でつくる理由

一番の理由は、丸太で仕入れると、最低限の皮むきを行うだけでいいので「木の肉」をたくさん使うことが出来きるからです。

何十年と生きてきた木の肉を削り取ってしまってはもったいない、木が大好きで木の力を最大限生かすことのできる堀田棟梁だからこそ、この取り組みをしています。


さらに、堀田建築で使う木材は、同じ長さ・太さの木であっても、年輪の詰まった品質の高い木を仕入れて加工します。
何故なら、その方が木材の強度が高いからです。成長スピードが遅かった木は、必要な太さのある木材になるまでに長い、長い年月がかかります。年輪幅が狭くなり強度を得て、乾燥させても狂いのない、強い木材になるのです。

堀田建築の家は、太い丸太を使って家を建てていくことが特徴です。
 

絶対に、その木材のクセを見ます。曲がり、反りをよく観察し、どのように使ったらその木のクセを利用して家の強さや耐久性として発揮できかを考えて、木材を使っていきます。
堀田建築の棟梁はこういった「木の特性」を活かすことができる技術があり、こういう仕事の仕方ができるのです。

最新の金物や制震ダンパーといった、最新技術を使うことも悪いことではありません。
でも、せっかく木材を使うならその木材自体の品質を上げて、木材自体の力を最大限活かすことができれば、金物が入らない分錆びや劣化の原因を防ぐことができるので、100年以上生きる強い住宅をつくることが出来ます。ほんのわずかなことですが、家の強度が全然違ってくるので、堀田建築ではこの方法を取り入れています。

・「丸太」を魅せる事例のご紹介

さっそく、堀田建築の家をご紹介しながら丸太の魅力をお伝えします。

この天井は、棟梁考案シリーズ「ー囲炉裏のある家ー」の天井です。

丸太を使い開放的な吹き抜け天井をつくっています。

横からの姿はこちらです。

囲炉裏の真上に交差した丸太を誂えています。

この丸太と丸太が交差しているところは木を削り、ぴたっとはめ込むことで地震があったときも揺れない、ガチっと固めて家と人を守る耐震方法をとっています。

続いてはこちらの事例です!

広々リビングの上に、丸太の梁をはりめぐらせています。

丸太を1本丸ごと仕入れるので、この長さの梁をつくることができます。

また、加工も自社で行うので、木肌の個性的な模様を出し見ごたえのある「魅せる天井」をつくることができます。

最後の事例はこちら!

こちらは棟梁考案シリーズ ー和ログーの家です。

特徴的な三角屋根の一番上に丸太を通しています。

この丸太と横に伸びている木材が組み合わせて、屋根を支えているのです。

木と木を組み合わせる「継手」の技術を使い、中から見ても、外から見ても格好の良い家となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ぜひぜひ、事例をよく見てみてください。堀田建築の家は丸太がたくさん入っています!

この丸太には、堀田棟梁と堀田建築の技術がたっぷり詰め込まれていますので、完成見学会やOB様のお家を見に行かれた時はぜひ見てみて、棟梁や大工に話を聞いてみてくださいね。

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