メニューを開く

topics棟梁のコラム

メガメニュー を閉じる

2021/10/29

堀田建築が建てる家の「構造」について -耐久性とメンテナンスー-

こんにちは!堀田建築のスタッフです。
堀田建築の堀田棟梁の想いを熱く語る「棟梁コラム」。

今回は、堀田建築が建てる家の「構造」、その中でも「-耐久性とメンテナンスー」についてご紹介いたします。


最近「メンテナンスフリーの家づくり」ってよく聞きます。
この言葉を聞いて安易に「メンテナンスしなくてもいい!」と思うのは非常に危険です。

”どんな住宅建材や素材をつかうのか”だけでなく、それを”どう使っているのか”をキチンと確認しましょう!
今回は、そんな耐久性とメンテナンスにフォーカスして、堀田建築の家づくりをご紹介します。

|もくじ
・そもそもメンテナンスフリーとは
・「手をかけない」家はない!
・堀田建築のアフターメンテナンス


・そもそもメンテナンスフリーとは

まず、大前提として覚えていただきたいのが「メンテナンスが永遠に不要な家は存在しない」ということです。
なぜかというと、たとえ外壁や屋根そのものの資材の耐久性が高く、塗装の必要もない素材であっても、資材を接着する素材や下地などが老朽化すれば、当然メンテナンスが必要になるからです。

「それじゃあ、メンテナンスフリーの家とはどういう家なのか?」
というと、”長期間メンテナンスの必要がない家”のことを指します。

”長期間”が何年というのは、各ハウスメーカー・建築会社によって異なりますが、30年ほどの耐用年数を持った建築資材をつかうことで「メンテナンスフリー」と呼んでいるようです。

しかし、その資材が長期間の耐久性を持っていても、住宅を構築している全ての資材が30年やそれ以上の耐久性を持っているとは限りません。「耐久性の高い建築素材をつかった家」でも、定期点検や必要なメンテナンスが必要です。

・手をかけない家はない!


これは堀田棟梁の言葉です。

堀田建築の考え方として、「長く持つ家」というが大前提にあります。
では堀田建築の家は「メンテナンスフリー」なのかというと、近いものはありますが「そうです!」とは言いません。

例えば、堀田建築でも使用する「ガルバリウム」は軽くて丈夫で、メンテナンスフリーの建材だとよく言われています。

しかし、このガルバリウムを「外壁」や「屋根」に付けるために釘を打ちます。そうするとだんだんと釘が雨水で腐ってくるんです。だから、ガルバリウムを外壁・屋根を付けた場合はそうなってないかちゃんと「点検」すること、そしてその箇所があれば「メンテナンス」をする必要があります。

それから「瓦」も30年~40年ほど経つと雨風で傷んできます。瓦を留めている漆喰が劣化して剥がれることもあります。

また、今の家はべニアを屋根瓦の下地に使っている建設会社がほとんどで、これがあまり良いとは言えません。なぜなら「瓦」が30年、40年もっても、べニアは合板なのでもって20年というところだからです。


なぜ世の中の建築会社が「べニア」という合板を採用したのかというと、合板なので1枚が大きくスピーディーに屋根に貼っていくことができるからです。スピーディーに貼れれば、工期も人工も削減されるので経費の節約になります。

べニアの合板の耐久年数は最大20年。
そのままにしておくと瓦がずれ、雨漏りの原因となり、大切な家の構造にどんどん水が染み込み最悪「建て直す」ことにもなりかねません。
そうなったら、屋根瓦を外し、べニアを貼り換えてまた瓦をのせるというリフォームが必要になってきます。

お客様のことを考えて、堀田建築ではなるべく長く持たせる為に野地板を「ザラ板(バラ板)」というヒノキ素材を使います。
この「ザラ板」は厚み15mm、幅10センチ。表記の通り、幅10センチなので打つのに「工期」も「手間」もかかります。

でもこの方法を採用するのは、なるべくお客様がメンテナンスしなくても良いようにするためです。

「塗り壁」も同じ考え方で家づくりをしています。


堀田建築は「珪藻土」と「漆喰」の両方を採用しています。
それぞれのメンテナンスにおける特徴は、以下の通りです。

・珪藻土:きめが細かいので、ひび割れたら塗足すことができ、補修箇所はさほど目立たない。
・漆喰:一度塗ると、上から塗足すことが出来ない。乾燥でひび割れたら補修しかなく、補修すると補修箇所が目立ってしまう。

「だったら珪藻土だけでいいのでは?」と疑問に思われるかもしれません。

しかし漆喰も住宅建材として非常に優れている素材です。

例えば、水に非常に強いので「水回り」や「外壁」に使用することが出来ます。
珪藻土は水に弱いので基本的に内壁にしか使用できません。


また、漆喰はアルカリ性なので臭いの元となる「カビ」や「最近」の繁殖を抑えてくれるので「生活臭」対策にもなります。煙草を吸う方、ペットのいるご家庭にはピッタリの素材です。
また、ホルムアルデヒドというシックハウス症候群を引き起こす有害物質を吸着し、分解する力もあるので免疫力の弱い小さなお子さまや、ご高齢の方にも身体に優しい素材です。

どんなご家族にも幸せに暮らして欲しいと思うからこそ、堀田建築はそれぞれの良いところを最大限発揮るように技術でカバーします。


先日お伝えした通り堀田建築は、柱が見える「真壁工法」での家づくり。柱から柱まで910cm寸法で細かく柱を打っていくのですが、細かく入れれば、地震などの揺れから起こるヒビの発生を防ぐことができます。メンテナンスフリーに近づけるためには、壁の継ぎ目をなくすことが重要で、だから堀田建築の「塗り壁」はほぼ割れないようになってるのです。逆に、大壁にすると冬のエアコンで乾燥し塗り壁が割れやすくなってしまいます。

堀田建築では、どうしたら長持ちするのかが軸になっています。
なので、割れやすい素材は割れにくくする、いつか寿命がくる素材もどうしたら最小限のメンテナンスで防げるのかを考えて、それを標準仕様としています。

・堀田建築のアフターメンテナンス


堀田建築では、アフターメンテナンスで「決まり」はありません。
なぜなら、1年3年5年と決めてしまうと、お客様との関係性が希薄になってしまう可能性があるからです。

例えば、決められていたら「次のメンテナンスが1年後だから、その時でいいか」とか、「まだメンテナンスまで●●年まであるから、連絡がしにくい」何て思いませんか?

「ちょっと気になっちゃって」「堀田さん元気?」そんな風に、気軽に呼んでいただきたいと考えて、私たちは設けていません。
その代わり、細かくお客様のお家に寄らせていただいてます。

ちょっと近くを通ったから!このお客さんを連れて行っていいかな?

そんな風にすぐ連絡が出来る関係性を大切にしているのです。

・まとめ

いかがでしたでしょうか?
今、インターネットで検索するとたくさん「メンテナンスフリー」という言葉が出てきます。
メリットデメリットを勉強したり、自分たちは何を大切にして「マイホームを建てるのか」を考えて、家づくりを進めていけると良いですね!

堀田建築の家づくりについて、もっとお聞きになりたい方はぜひOB様にお話を聞いていただくことも可能です!

お気軽にご相談ください!

▼堀田建築 OB様宅ご訪問のご案内

https://www.hotta-k.net/visit/

▼堀田建築 棟梁考案シリーズはこちらから
https://www.hotta-kenchiku.co.jp/case_newly

▼堀田建築の事例を発信するInstagramはこちら
https://www.instagram.com/hottakenchiku/

CONTACTCONTACT

堀田建築の大工の家が気になったら​
お気軽にお問い合わせください。​

tel.0533-93-5234​

メールでのお問い合わせメールでのお問い合わせ

メールでのお問い合わせ
Copyright© 2020 堀田建築株式会社. All Rights Reserved.